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勝道上人の謎

歴史上、男体山初登頂を果たした人が勝道上人。
奈良時代、782年のこと。
わさわざ初春の、雪の積もる男体山を目指したというから、超人的なクライマーであったのかも。

当時47歳。現代の感覚では70歳のくらいの老人のイメージだよね。。
奈良時代の「三浦雄一郎」といったところか。
たしかにそれだけで伝説になるかも。

空海は勝道上人の39歳年下の後輩で、その業績を尊敬し、同時にライバルとして意識していたらしい。

栃木県南部の佐野市・栃木市の山々を登山していると、必ずでてくるのが「勝道上人が開いた」という開山伝承。

(山を開くのが、そんなに重要なことなのか?)

それが個人的には素朴な疑問。

未開の迷信深い人々にとっては、山を開いて、寺を建て、神や仏の許しを得たという証明が欲しかったのかも。

そこまでの手続きをして、やっと人が安心して居をかまえられるというような。
勝道上人には温泉誘致伝説や寺の建立伝説が多くあって、古代の都市プランナーのようなイメージを持った方がいいのかも。

まだ、貨幣経済の時代ではなかったので、比較には無理があるものの、インパクトとしては信長の「楽市楽座」くらいの衝撃があったのかも、なんていう空想をしたりして。

この時代から、少し後、韓寇が日本の海を荒らしまわるようになり、貞観の大噴火・貞観の大津波という混乱期に入ることを考えると、人々の心が不安におびえる中、東国の生んだカリスマ指導者と一人であることはたしかだと思うけど。




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