どこでもいいから早く日本を脱出して18ヶ国目の国を旅したーいが、ささやかな夢。「自転車に乗って~サイクル14000キロの冒険」(南雲堂)
「首都圏発ワンディ・ハイキング」(共著 JTB 日本交通公社出版事業局) まだまだ絶賛(?)発売中です。よろしくね。
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毎年、一人の人物に絞って読書をしています。昨年は、「秦河勝」しかし、この人物はなぞが多くでうまく把握できませんでした。
それなので、今度は近代の資料の多い「池田勇人」にしました。
総理大臣という職責にロマンのあった最後の人かもしれませんね。
彼には不治の病に取り付かれて、奥さんが看病のために過労死し、絶望の中で後妻さんと車椅子で四国をお遍路さんして奇跡的に回復するという伝説的経歴があります。奥さんを殺してしまったという自責の念が強く、後に生まれた娘にその奥さんを名をつけたというエピソードがあります。そのことがいいかどうかは別して、その心情は察してあげたいですね。また、「貧乏人は麦飯を食え!」という傲慢な発言が歴史に残っていますが、池田家では、娘たちが贅沢を覚えると不幸になるという家訓で、普通に麦飯の質素な食事だったといいます。マスコミがそういうことまで報道していれば、歴史は少しは変わったかも知れません。メディアにいじめられた、最初の総理大臣かもしれません。
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