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まあ、ちょっと嫌われる損な描き方をなんですよね。いつも。
最近、興味がある人物が陸奥宗光です。
歴史の中でトップ10に入る男前ですね。
龍馬関係のドラマでは必ず生意気な小僧キャラで、青白きインテリで女性の誘惑に弱いだらしない男という配役になっていますが、この人の凄いところは兄貴分の龍馬が死んだことにより、別の人格になってしまったようなところがあります。
実は龍馬が死んだ後の方が、陸奥宗光にとってはドラマ性が高いのですよね。
まず彼は、当時、新選組が龍馬暗殺にかかわっていたとされたため、新選組に殴りこみをかけています(天満屋事件)。ちなみに陸奥宗光は勉強に忙しいというタイプの青春だったので剣術はうまくありません。それでも龍馬の仇を討とうというところにこの人の魅力があるのではないのでしょうか。
こんどは明治になると国家転覆を計画して失敗、5年間刑務所に入れられています。
彼は長州系・土佐系・紀州系と仲良かったので、出世には困らなかったはずなのに。
龍馬から「商人でやっていけるのは俺とお前だけだな」といわれていたのですから、損得勘定と鋭かったはずなのに・・・・・。事実、20歳そこそこで、のちに損害保険・共済保険に相当するアイディアを着想していました。
龍馬と陸奥が、明治以後に実業界でコンビを組んだら、ユダヤのロスチャイルド家のような情報企業を作ったかもしれませんね。
この人の面白さは「空気読まないへそ曲がり」で、ものごとを突き動かす情熱が、他の人と違うのでしょう。
明治時代を描いたドラマが極端に少ないのが寂しいです。その中にあって、陸奥宗光は数すくないドラマの主人公になれる面白い男だと思います。後はドラマの主人公になれるのは高橋是清くらいかな~
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