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去年の読書テーマが「池田勇人」だったので、今年は「良寛さん」にしようとおもって資料集めをはじめました。先日、新潟に行ったのも良寛さんの史跡めぐりがテーマ。
池田勇人はわかりやすくていいですね。人間味豊かだし。正直者という雰囲気があるし。反対に良寛さんは難しいです。
地元の子供たちと鞠つきして遊んだという逸話と「いろは」「天上台風」の女性的な書からのイメージは優しい中性的な美男というイメージなのですが、肖像画でみると、俳優の笹野高史さん顔ですよね。名バイブレーターとしてはいい味出しているけど。映画化されればイケメンの人が主役を演じるのでしょう。
お父さんは後に自殺してしまうし、名主だった生家はやがて没落してしまうし、家庭的には不幸な人でした。一説には出家の原因には、若い結婚で奥さんと子供を亡くしたという説もあります。なんか孤独な人というイメージですね。
国上山の中腹に「五合庵」という小さな家を建ててすんだものの、寒風の吹きすさぶ越後で布団一枚で20年暮らせるのだから、ものすごい体力の人ですね。四国や九州や会津の簡単に歩いていく、むちゃくちゃな健脚の人だし。「五合庵」の意味は1日お米五合。ものすごい大飯喰らいだよね !
一番好きな逸話は、ある檀家で不良息子が暴れまくっていたとき、良寛さんが出てきて、その不良息子のわらじの紐を結んでやっただけで、突然に改心してしまうという話が残されています。人を論理的に攻めたり、お説教するというイメージもないですよね。でも、何かしら強烈な磁力のようなものを持っていた人なのかもしれません。
どんな人でも癒してしまうという究極の「優しい人」だったのでしょうか?
でも、なんか人間像が見えてこないです。どんな雰囲気のどんなオーラを持った人なのでしょう。『マザーテレサ」の方がまだ、想像できそうな気がします。「良寛さん」ってわかりやすそうで難しいです。
関東が大雪になるというので、チャンスを思い新潟に出かけました。
年に一度は雪にまみれたいと思って。
地元結城から出発して2時間、群馬水上方面に向かうと雪の量が多くなって軽く吹雪いてきてワクワクしてきます。ところが関越トンネルを10キロ走って外に出ると、予想外のどしゃぶり。積もっていた雪は全部溶けて流れていました。なんとなく空気も熱ったかいし。
がっかりでした。
「関東に雪が降って、新潟が雨になったら春が来た証拠」
と以前、お天気の森田さんが言っていたとおりの展開でした。もう今年は雪に埋もれるのはできなさそうですね。
来年は石川県の気比神社あたりをねらってみよう! クルマで8時間くらいか・・・・・。
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(最近、汗で顔拭いているな。新陳代謝がよくなったのかな?)
と3、4年前から密かに喜んでいました。ところが甘かったですねぇ、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)を見ていたら、たぶん日本を代表するであろう有名な大学の先生が出てきて、
「それは老化の証拠、若い人は脚から汗をかき、足の代謝が悪くなって、汗の出るところがなくなって上半身に向かい、腕でも汗をかけなくなって最後に頭と顔で汗をかくのだ」
などと、恐ろしいことをいってました。知らないというのは恥ずかしいことですね。よくオジサン連中がおしぼりで顔を拭くのも、そういうことだったのね・・・・・。
でも、走ったあとの自分の顔って、血色よくなって好きだったのですが、反対にいえばふだんくすんでいるから落差が激しいから綺麗に見えるのでしょうね。がっかり・・・・。
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物語には必ず主人公の個性をより際立たせる脇役が登場します。その脇役さんが輝けば輝くほど主人公もより魅力的に見えるという幸運な関係が成立すると、ドラマとしてもより魅力的になります。
「坂本龍馬」だったら「中岡慎太郎」だし、
「伊藤博文」だったら「陸奥宗光」あたりを持ってきたいですね。
「聖徳太子」だったら「蜂子皇子」なんかをもってきたらドラマに深みを増すと思います。
中岡慎太郎も陸奥宗光も蜂子皇子も知名度はもうひとつですが、ひっくり返して彼らを主人公にしても、面白いドラマを作れるところに限りない魅力があります。
「池田勇人」を主人公にする場合、彼らに相当するのが「白州次郎」です。
日本人離れしたイケメンで英語の堪能な国際派、しかも英国紳士を思わせる育ちのよさ、権力に対する淡白さ、みんな池田勇人の正反対だったりします。事実、白州次郎は池田のことを「田舎者」とんでいたようです。この人は、近年のの人物評価の中でもっとも人気を集めた人物ではないでしょうか。
吉田茂は、日本の独立を白州に、日本の再建を池田に任せようとしていたらしく、二人の対立と友情とで、歴史が大きく動くところにドラマ性がありますね。
イメージからすると椎名桔平さんあたりが似合うかな?
ちょっと傲慢な感じのする白州次郎を演じてもらえればと思います。
白州のために弁解しておくと、「田舎もの」と呼んでいたのは、彼にとっては最大の敬意で、池田のものごとを達成させるための執念、嘘はつかないという気迫、日本的な父親像あるいはリーダーシップ、そして責任の取り方など、人間離れした実直さをそう評価したのでしょう。
とか空想していたら、ドラマ「白州次郎」って制作が進んでいるみたいですね。伊勢谷友介クン主演で。2月28日NHK 見なくっちゃ。
というわけで、昨年一年間、ずっと池田勇人についてしらべていましたが、これでひとまず休憩して、今年は「良寛さん」とカエサルについて読書しようと思っています。
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蟻のグループを観察すると、必ず行列から離れる「変なアリ」が存在します。
(こいつ何してんだろう?)
と思わせる変な奴。「仲間外れアリ」にも見えるし、「遊び人風アリ」にも見えます。別の見方なら、いわゆる「一匹オオカミ」タイプ。あるいは「ちょいワル型」といっていいかもしれません。別名、働きアリに対して「不良アリ」
しかも、その比率が意外に多くて、働きアリと不良アリの比率は7:3にもなります。
3割がはみ出しグループというのも、バランスが悪い気がしますが、実はそれが自然の摂理のようです。餌を見つけるのは非常に困難で、3割が別動隊で組織を乱して、自由に「遠征」をくりかえしているというわけです。いわば先遣隊でもあり、遊撃手でもあるということでしょうか。人間社会でいえばベンチャービジネスの旗手というところでしょうか。
世の中、流れを変えて果実を得るのは、真面目な働きアリより、結局は遊んでいる「不良アリ」というわけなのね!(まあ、「一匹オオカミ」タイプだから、人間に踏みつぶされるリスクもあるけど)
実は面白いのは、これからで、組織の中の3割の「不良アリ」を排除してしまうと、善良な「働きアリ」の中からはみ出しグループが成立してきて、またまた3割が「不良アリ」になってしまうのです。
「真面目アリ」にも不良の素質があるということでしょうか。実験の結果は知らないのですが、おそらく、「不良アリ」を増やしてしまった場合、7:3の割合で「真面目アリ」になってしまうとおもいます。
アリでさえ、周りの環境と需要の関係で「働きアリ」と「不良アリ」に変身するわけですから、霊長類の人間さまはいったい、どれくらい複雑に変化するのでしょう・・・・・?
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